- 園の基本的な考え方(2011年)
- 「フクシマ」という地名が世界的に有名になってしまった今回の福島原発の事故。 当園では、子ども達の将来にわたっての安全・安心を第一とし、国や県の指導を待つよりも、できることから対応してまいりました。
園内ではもちろんのこと、保護者の皆様にも外出時のマスクの着用、外出後の手洗い・うがい、水筒の持参(現時点では幼稚園での対応)をお願いし、手作りの自園給食につきましては、産地の確認、園舎内及び園舎周辺のコンクリートの除染等現在できることを行ってきました。
また、1番線量の高いと思われる園庭部分につきましては、6月の初めに園独自で線量を測定いたしました。結果、線量は極めて低いものでしたが、子ども達が園外で浴びる放射線量、食物からの内部被ばく等も考慮し、できうる限り線量を抑えるために、園庭の改修工事及び砂場の砂の入れ替えを6月に行いました。
7月21日付の新聞に掲載されました通り、市が行っています空間放射線量測定の結果は極めて低いものでした。
なお、機械の種類によって多少の誤差はあることを予めご了解下さい。
(単位 マイクロシーベルト/時)
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測定場所 改修前(6月2日)
園独自の測定改修後(7月14日)
市の測定園庭 5cm 0.25 0.10 園庭 50cm 0.25 0.11 園庭 1m 0.25 0.11 砂場 0.18 0.08 集水口
(雨水がたまる場所)0.3 0.17 - 今回、市から測定にいらっしゃった方からは、全体的に低い値であり、原発事故以前の大気中に近い放射線量とのお話や、砂場の砂につきましては、水沢病院の屋内のコンクリートの値より低いとのお話がありました。
- ※砂場の砂につきましては、今回、オーストラリアの無菌の白い砂にいたしました。子どもたちにも大変好評です。(2011年時)
また、今回、砂の入れ替え後に芝を植えたことにつきましても、現状のように大気の放射線量の値が低い状況であれば、砂の表面に芝を植えることによりさらに放射線量を下げる効果(放射線量の高い表土に放射線量の少ない砂を盛るのに近い効果)があるとのお話もありましたので、ここに合わせてご報告いたします。
※安全が確認できましたので、平成29年4月から、通常の砂場の砂を利用しております。
これからも、子ども達の将来を見据えた安全・安心の確保の為に努めてまいります。 - 2012年10月17日に園独自で測定いたしました放射線量についてご報告いたします。測定にはALOKATCS-172Bを使用しました。
(単位 マイクロシーベルト/時) -
測定場所 園庭中央
芝生砂場
(雨水がたまる所)地表から5cm 0.05 0.04